小線源治療を希望される患者さんへ

前立腺癌と診断された患者さんやご家族の願い・・・それは再発のない治療を受けたいということではないでしょうか。私は、”再発をおこさない前立腺癌治療を行うこと”を最大の使命と考えて診療にあたってきました。この点で、小線源療法は、高い技術をもっておこなえば尿漏れをおこすことなく局所再発ゼロというゴールを達成できるきわめて有効な前立腺がん治療といえます。特に、これまでの1450例を超える治療経験から私の確立した小線源療法は、他の治療方法に比べて圧倒的に再発の少ない治療であることがわかってきました。私は、これまで培った高い経験と技術を礎に、すべての患者さんが、精度の高い最高水準の前立腺癌治療を受けていただけるよう、一切の妥協することなく細心の注意をはらって患者ファーストのポリシーで毎日の診療に取り組んでいます。また一人でも多くの患者さんが、高水準で後悔のない、満足できる前立腺がん治療受けていただきたいと心より願っています。

小生が宇治病院に籍を移して以来 病院スタッフの協力のみならず、患者会の献身的ご支援も得ながらようやく2021年8月から小線源治療を再開いたしました。現在、順調に症例数を重ね2022年12月末までに既に150例の患者さんの治療を無事終了しています。この過程には優秀な放射線治療医の採用とともに前職の滋賀医大時代に優るチームを作るため多くの時間を割いた医療スタッフに対する細やかなトレーニング期間と監督官庁の許認可を得るために1年半の準備期間を要しました。その努力の結果、私が過去おこなってきた小線源療法を凌駕する治療クオリティを提供できる体制とそれを支えてくれる優秀な小線源治療チームが、宇治病院で確立できたという確信をもっています。

前立腺癌と診断され、当院での小線源治療をご希望される患者さんは、担当の先生とご相談の上、紹介状と資料をお持ちになって受診してください。ご遠方の方の、個別の医療相談も最大限に対応させていただきます。ご質問、お問い合わせ、前立腺がんの治療法でお悩みの方やセカンドオピニオンをご希望の方は、遠慮なく下記の担当医までメールでご相談くだされば幸いです。

お問い合わせ
前立腺小線源外来:毎週水曜予約制

宇治病院 泌尿器科
岡本圭生
keiseiok814@gmail.com
※ お問い合わせにはメールでお返事をさしあげていますが、携帯電話からのメールの場合こちらからのお返事がブロックされて届かない場合があります。返信が届かない場合はメールのチェック機能をご確認ください。

略歴

  • 1986年 北海道大学医学部卒業
  • 1986年 京都大学附属病院泌尿器科研修医
  • 1988年 国立京都病院泌尿器科医員
  • 1991年 天理よろづ相談所病院泌尿器科医員
  • 1995年 ニュージーランドオタゴ大学リサーチフェロー
  • 1997年 京都大学大学院医学系研究科 医学博士
  • 1998年 滋賀医科大学泌尿器科助手
  • 2005年 滋賀医科大学泌尿器科講師
  • 2015年 滋賀医科大学前立腺癌小線源治療学講座特任教授
  • 2020年 宇治病院 泌尿器科部長 

リンク集 (治療選択に役立つ情報をあげておきますのでじっくりお読み頂ければ幸いです)

●治療法の選択にあたり、知っておきたいこと ~再発のない治療を目指して~
https://www.youtube.com/watch?v=vrVvR7mg0XU

●前立腺がんの治療で大切なこと:ブラキサポート(監修岡本)

前立腺がんの治療で大切なこと|ブラキ・サポート (brachy.jp)

●ラジオ日経│前立腺がんと診断されたら (音声のみです)

第 3 回

第 4 回

●前立腺がんフォーラム: 放射線療法の項

●岡本メソッド(10 Step Method)のビデオクリップ:英語ですが興味のあるかたは視聴してみてください。

 

 

●Business Journal│増加する男性の前立腺がん、再発率わずか 2%の画期的な治療法「岡本メソッド」
https://biz-journal.jp/2018/11/post_25481.html
●Business Journal│前立腺がん、手術後の非再発率 99%の小線源治療、画期的な「岡本メソッド」確立
https://biz-journal.jp/2020/04/post_149587.html